林業と木材業界は別物!? あまりにバラバラな二つの業界の現状。

 

こんにちは。@shoheiomiです。

今回の林業・木材業を学部は、林業と木材業の繋がりについてです。

 

林業と木材業界の接点はあまりない

意外と思われるかもしれませんが、実は林業と木材業界ってあんまり接点がないんですよね。

それは業界内の多くの人が感じていたようで、この間ツイートしたら、結構反響がありました。

 

 

ぼくのツイートもYahoo!ニュースに反応したものなんですが、

 

 

この記事の中で違法伐採と日本の対応について言及されていたのですが、読んでいて頭が痛くなってきました。

日本はいまだに法的な規制がなく、輸入する木材の1割以上が違法伐採されたものだと推定されている。

そこで自民党が中心となって違法木材対策の法案づくりが昨年より行われていた。

ところが、土壇場で法案が骨抜きになったというのだ。

まず違法木材を輸入しないという宣言自体を行わないという。

しかも原案にあった罰則規定がなくなり、努力義務になった。

 

違法木材を規制することは、日本の林業界にとっても材価を上げる効果が見込まれプラスのはず。困るのは違法木材を利用している木材業界だろうが、自民党は森を見ずに木材業界に眼を向けているということなのだろう。

要するにですね、林業界より木材業界の方が強いんですよ。どうしてもそちら側の意見に引っ張られてしまうんです。そういう木材が入ってこないと困る業者があるってことなんでしょうね。

安い違法伐採材が入ってこなくなれば、その分、日本の木をつかう機会が増えるわけですから、日本の林業界にとっては絶対プラスなんですよ。でも、木材業界にとっては安い材料が入ってこないと困ると。

正直言って、そんなに金額の差があるとは思えないのですが、今まで築いてきたルートを壊せないとか、取引をやめたら違法伐採材を扱っていたことを認めたことになるとか、そういうくだらない理由というのもあるのでしょう。

 

たしかに海外で加工までした製品を輸入してくれば日本のものより幾分安いですが、違法伐採を取り締まり、価格帯が全体的に引き上げられれば、無理に安い材料つかう必要ないですよね。安さを求めるというのは結局他社との競争の中で勝ち抜こうという話ですから。

 

 

道のりをイメージすることが大事

少し話がそれましたが、こんな具合に林業界と木材業界ってなかなか歩み寄っていけないんですね。そういうのは木材業界で働いていてすごく感じたんです。

 

 

木質建材を売っている営業マンが林業のことを知っているかというと、それはNOなんです。中には学生時代に勉強していて詳しいよって人もいるんだろうけれど、ほんと少数。あとの人はほとんど知らないですよ。実際にいろんな人と話してそうだったんだから間違いありません。

 

でも、それは仕方ないことなんですよね。だって働いていてかかわりないですから。注文すれば製品がやってくるという感覚しかない。その製品ができるまでの道のりをイメージできる人ってほんとに少ないです。

逆に林業界では材料を出した後どんな製品になっているのか、それがどんなところに使われているのか知っている人あんまりいないんじゃないかな。だから、どこに行けば自分たちの材料が売れるのかというイメージを持てないんですよ。実際、フローリング業界は国産広葉樹を求めているのに、山ではどこに売っていいかわからないから需要がないと思い込んでいた、なんてことがおこっているわけですから。

 

こんな感じであまりに2つの業界はバラバラなんです。これをうまく繋いでいかないと、どんどん衰退していってしまいます。

 

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