日本の木で日本の音を奏でる。国産材のギターがこれから熱くなるかも。

高校時代やたら弾いてみたくなるギター。弾けたらカッコイイ!!クラスのヒーローですからね。結局私はものになりませんでしたが、今でもたまにエアギターしちゃっています。

そんなみんなの憧れのギター、皆さんはどんなギターを使っていましたか?

ジミー・ペイジが使っているから、トニー・アイオミが使っているからこのギターが使いたいとか、このメーカーが使いたい!!とかあったと思いますが、何の木で作られているのか気にしていた人はあまりいないのではないでしょうか。ボディーやネックの部分に使われる木材はその見た目や手触りだけでなく音にも影響するので、どんな木材を使うか、というのは結構重要だったりします。

実際に海外の有名ブランドが使用している木材のほとんどは、マホガニー、アルダー、アッシュ、バスウッド、メープルなど目の詰まった広葉樹が中心。日本のブランドでも木材はそのような外材を使用しているのです。

 

日本の木で作るギター

生産地がどこか、材料はどこから来たのか、そんな出所がはっきりしたものを求める世の中になって来たので、

「日本の材料を使って日本の職人が作る」純粋なMADE IN JAPAN

が注目を浴び始めていますが、ギターの世界でも、そんな純粋なMADE IN JAPANが広がりつつあります。

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国産と国産材は違う!?「国産」という罠

 

GLIDE

株式会社セッショナブルが運営する国産ギター専門店であるGLIDE。震災後に宮城県女川町で東北の木材と宮大工の伝統技術を生かした新しいギターの開発と生産を開始しました。

ギター好きにはやたらと海外シンパが多いですが、国産だからといって侮るなかれ。純粋にかっこいいギターを生産しています。

出典:GLIDE

素材については、木材は国産をのものを使用しています。より近場の木材を使うことで、木の伐採の段階から選定することができ、ギターの鳴りと耐久性において常に高いクオリティを維持することができます。テイルピースには、新合金コバリオン®を採用しています。この合金を採用することにより弦振動の減衰を下げることができ、音の伸びと厚みを高めることに成功しています。

技術については、音のクリアさを高めるために、新たなネックジョイント方を開発し採用しています。
開発には非常に高度な木工技術を必要としましたが、東北気仙地方に伝承される大工技術を応用し、よりクリアな音質を得ることを実現しました。

引用:GLIDE

 

材料調達の段階からしっかりと厳選できるので、より品質の高いギターを作ることができるのですね。日本の木で日本の伝統技術を使い生産したハイクオリティなギター。ああかっこいいなあ。欲しい。

この製品説明には何の木材を使ったのか書いていないので確かではないですが、ボディにはスギが使用されているようです。

何で勝負をしていくのか。そのこだわりは強い。軽くて丈夫な質感のある三陸の杉の木を使い、製造工程では宮大工(地元に技術が伝承されている気仙大工)の技法を取り入れるという。「釘などの金具を一切使わない宮大工の技術を使うことで、独特の音色を出すことができる。ギターの世界は差別化が重要になってきている。国産材と宮大工技術を使ったギターを1本30万円ほどで販売することを考えている」。ギターの市場を知り尽くした梶屋氏は、その展望を見据えている。

引用:新みちのく仕事

ネックの部分もスギなのでしょうか。この写真では正確な判別はできませんが、カバ・・・ぽく見えますね。

ボディに軽くて柔らかいスギを使うのは、今までのギター界の常識ではありえないことなのですが、意外と音抜けが良く、残響の豊かな音色ということで、音的には全く問題ないようです。広葉樹よりかなり軽いので、女性が長時間持つのには最適かもしれません。

 

まだまだニッチな世界ですが、これから国産材で作られたギターが増えてくること間違いなし!?