こんにちは。@shoheiomiです。
前回行った樹液採取の続きです。
▼前回の樹液採取
今日も肌寒い「ぼくらの森」。
仕掛けたペットボトルに近づいてみると、樹液がたっぷり入っていました!
すごい感激です!透明なんで写真じゃわかりにくいかもしれませんが、しっかり入っていますよ!!
実際にたまるまで不安でした。実はこれ2回目の採取なんですよね。
一回目は全然取れませんでした。
左がシラカバ、右がウリハダカエデです。200ミリリットルも採れていないです・・・
さみしすぎる結果に焦りを感じました。前回自家製メープルシロップも!?樹液採取の方法を教えるよ。なんて記事を書いてしまったばっかりに失敗するわけにはいきません。
とはいえ、樹液採取にあたってひとつ大事な条件が満たされていないというのはわかっていたので、その条件さえそろえば採れるはず・・・そう言い聞かせてそのときを待ちました。
ある条件とは・・・
満たされていなかった条件、それは最高気温が10度前後であることです。
一回目の採取では、4℃しかなかったんです。
やっぱりこの気温だと凍ってしまうんでしょうね、実験的に開けた穴から出た樹液はつららのようになっていました。
この木からは樹液を採取しません。
しかも途中から雪が降り始めました。さ、さむい。
そういう状況だったので、採れないこともある程度想定はしていました。
2回目の採取
2回目の採取のときは、気温12度。
気温は十分。ワクワクしながら山を登っていきます。シラカバの木に近づいていくと・・・
2リットルいっぱいに樹液とれた〜!!やっぱり気温が重要なんだな。 pic.twitter.com/0WEcOD5vTO
— 逢見祥平/森林クリエイター (@shoheiomi) 2016年3月28日
ホースを外すとどんどん樹液が滴り落ちます。
滴り落ちるシラカバの樹液。GIFにしてみました。すごい勢いで出てきます。 pic.twitter.com/XwTvzx7hsV
— オオミ ショウヘイ (@shoheiomi) 2016年3月28日
この調子だとまだまだ採取できそうです。
それにしても、気温でこんなに変わるとは。同じ木ですよ。1回目の10倍近くは採取できたでしょう。
最高気温が10度くらいになるころに集中して採取すれば効率がいいですね。今度岩泉の過去のデータを調べてどのくらいの時期に該当するのかを検討していきたいと思います。
ちなみにメインのウリハダカエデは500ミリリットルくらいしか採取できませんでした。
こっちは穴のあけ方が悪かったのか、けっこう漏れてしまっているんですよ。
テープまいたり、ひもで縛ったりいろいろやっているんですが、なかなかうまくいかず・・・
水回りのコーキングで差込口を固めてしまってもよいかな、と思っているんですが、外しにくくなっても困るし、木を痛めたりしないか心配でなかなか踏みきれないんですよね。
ここら辺は今後の課題です。
残りの短い期間の間に調べることは、
- いつまで採取できるのか
- 樹種により採取時期が異なるのか
- 樹液がもれない差込の方法とは
- 樹液採取で有名な樹種(カエデ、シラカバ等)以外の木からも採取できるか
こんな感じかなー。根気がいる作業ですが、結構研究的な要素が強くておもしろいですね。
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