こんにちは。@shoheiomiです。
今年はなかなか時間がなくてカエデの木から樹液採取することができませんでしたが、先日森の中を歩いていると、面白い樹液の木を見つけました。
・・・血!?
これは・・・グロい。よく見ると伐られたような跡があるので、近くの木を伐採した時にチェーンソーを勢いよく振り回していたところ、この木に当たってしまったのかもしれません。
近づいて見て見ると、だんだんと樹液が固まってるのがわかります。
樹液はかさぶたのように傷ついた面を保護しているのでしょうか。
それにしても、傷ついたところから赤い血のような樹液を出して、まるで人間のようですね。
赤い樹液の正体は
カエデ、シラカバ、クルミ・・・と、これまでいろんな樹液を見てきましたが、全部透明だったんですよね。
木によって多少の差があるとはいえ、こんなに赤いのはどうも変だ。
もしかして、赤いのは何かに反応したからで、本来の色ではないんじゃね?
という疑念が生まれてきました。
あまり木の生体のことはよく知りませんが、生きているミズキの木に、これほど赤い樹液が流れているとは思えなかったのです。
wikipediaで調べて見ると、
どうやらその疑念は当たっていたよう。
どうもフリザムというカビの一種が赤い色素を出しているらしいです。
フザリウムのうち、一部の種は赤い色素を出すことで知られ、培養するとコロニーが赤や桃色に染まることがある。野外においても、そのために人を驚かせる場合がある。
樹木の傷から染み出る樹液には糖分などが含まれ、これを生育場所とする菌は数多く、まとめて樹液菌などと呼ばれる。特に酵母やそれに近縁なものが多く生息し、樹液が発酵しているのはよく知られていることであるが、時期が立つと次第に糸状菌も生育する。フザリウムもその中で多いものの一つであり、この菌がよく繁殖すると、その部分が赤や紅色に染まってしまう。この菌は古くからF. roseumであるとされてきた[1]。しかし、現在では、これはF. aquaeductuumとされている[2]。
これを外から見れば、樹皮の傷口やその周辺に樹液が染み出し、そこに菌類が繁殖して何やらブヨブヨの固まりとなり、これが赤く染まってしまうのである。特にミズキなどでは樹液の分泌が多いのか、傷口から下側に数十cmにもわたって赤いブヨブヨが広がる状態も見られる。古くは「木の切り傷から血が流れていた」などという記録があるのもこれであるらしい。この状態が長く続くことはなく、樹液の分泌が止まれば栄養の供給が断たれるから、次第に干からび、それに連れて菌の種類も変わり、最後は黒っぽくなって終わると言う。また、この状態でフザリウムの完全世代が見られることもあるとのこと[3]。
引用:wikipedia
なるほど、樹液には糖分があるからそういうカビの一種とか雑菌だとかが集まりやすいんですね。
うん??だとするとなぜ他の木の樹液は赤くならないのでしょう?
ミズキにはフリザムがつきやすい理由があるのでしょうか。
さらに疑問は深まってしまいました・・・
もう少し勉強して見ます。