こんにちは。岩手県岩泉町に移住した@shoheiomiです。
埼玉県から移住しておよそ1年半が経過しました。
地方に移住する際に気になるのは、やはり、どうやって生活していくのか、という点でしょう。
実際に僕が岩泉町に移住したのは、前職でのある経験が元になっているのですが、実際に岩泉町に移住するまでは、
どうしたら移住できるのか、
仕事はあるのか、
など様々な情報を集めました。
今回は、そんな経験を元に、地方に移住して仕事をする主な方法を5つまとめてみました。
今後、移住をご検討の方は参考にしてください。
1.地域おこし協力隊制度を活用する
まず地方に移住したいのなら考えてみるべきなのが、地域おこし協力隊の制度を利用した移住でしょう。
地域おこし協力隊とは、総務省が管轄している移住促進制度で、全国各地の市町村が、
- 地域ブランド化や地場産品の開発・販売・プロモーション
- 都市住民の移住・交流の支援
- 農林水産業への従事
- 住民生活の維持の為の支援
など独自のプログラムを用意し、協力隊員を募っているので、どこの地方に移住するかまだ決めていない、という方にはオススメです。
まずは、地域おこし協力隊サイトに登録しておきましょう。
また、地域おこし協力隊は、
- 最大3年間の生活費(給料)が支給される(年200万円程度)
- 生活費の他に、活動費として150万〜200万円程度の支援を受けられる
- 協力隊の任期後、独立する場合は、100万円程度の補助が受けられる(自治体による)
というメリットがあります。
注意点としては、自治体による待遇や仕事の内容、職場の雰囲気、職員のやる気などに差があるということです。
就任したはいいけれど、何も言われず、どうしていいかわからないとか、色々アイデアを出しても、決定までに時間がかかり、ほとんど何もできなかった・・・
というような自治体もあるようなので、
インターネットや、現地の協力隊の人に様子を聞いてみるなど、
事前にリサーチすることが大切です。
地域おこし協力隊のメリット・デメリット
メリット
- 最大3年間の生活費・活動費が支給される
- 全国各地の移住先から選べる
- 地域に溶け込みやすい環境が用意されている
- 起業時に補助が受けられる可能性がある
デメリット
- 自治体ごとに差がある
- 自分の立ち位置を考えないと、3年間を地域のお手伝いさんとして終える可能性もある
- 3年後までに収入源を確保する必要がある
以下で地域おこし協力隊の最新募集状況を確認しましょう。
2.地方の会社に転職する
安定志向の方はこの方法がオススメです。
都会で揉まれて来たスキルは地方では非常に重宝されますし、同業、同職種であれば仕事は決まりやすいです。
地方に働き場所はあるの
僕は、実際に地域に入って活動する中で、様々な企業の方と接する機会がありましたが、実は人手不足の企業が非常に多いことがわかりました。
理由としては、
地元採用していたが、若い人が都会に移住してしまうため採用できない
というパターンが多く、地元の人以外でも採用していきたいが、知名度もないし、来てくれるか不安・・・という声が数多くありました。
やっている内容も非常に魅力的だし、社長の人柄もいいし、という企業はたくさんあります。
実にもったいないです。
そのような企業を見つけるには、まずは転職サイトに登録しましょう。
地方の企業は、複数の転職サイトに登録しているのは稀なので、最低3つ程度登録しておくのがオススメです。
地方の大きめの企業を狙うなら、口コミ情報を確認しておくのも良いでしょう。
また、転職の成功率を上げるために、履歴書の書き方、面接対策、などをサポートしてくれる転職サイトを使うのも手です。どこを転職という経験をしている人は少ないでしょうから、専門のキャリアコンサルタントに相談しながら不安点を解消していくことができます。
関西や福岡方面への転職は
専門的な知識やスキルがあるなら移住先の選択肢はかなり広がります。
例えば、保育士さんは地方でも人材不足なので、地方でも相当数の求人があります。
自分の転職市場価値を知ることができるMIIDAS(ミーダス)もオススメ。何でもかんでもオファーを送ってくる転職サイトもある中、ここで送られてくるのは、面接確約のオファーのみです。
すぐに移住する計画がなくても、登録は無料なので、情報を集めておいて損はないでしょう。
3.独立(地域に根ざした仕事をする)
地域に根ざした仕事とは、例えばパン屋さん、お菓子屋さん、美容室、農家、自伐林業家、などが挙げられます。
基本的には、専門的なスキルが必要となる選択肢です。今の職業をそのまま活かせるなら大きなアドバンテージになります。
東京ではライバルがたくさんいる業種でも、その地方ではほとんどない・珍しいということは多々あります。
独立を前提に地方の企業で働くという方法も
僕の移住した岩泉町でも、独立を前提として、スキルを磨くために地方の企業に就職している方がいらっしゃいます。
例えば、自伐林業がやりたいけど、まだそのノウハウがない・・・
という状態であれば、先に移住したい地方の中で、独立に必要なスキルを身につけられる林業会社に就職し、そこで数年間働いたあと、その地域で独立するのも一つの方法です。
独立(地域に根ざした仕事をする)メリット・デメリット
メリット
- 移住先をある程度自由に選ぶことができる
- 地方では都会ほど競合者がいない
デメリット
- 専門的なスキルがある程度必要
- 店舗を構える場合、その土地が合わなくてもすぐに移動できない
4.独立(場所にとらわれない仕事をする)
都会でも、地方でも、海外でも、場所は関係ないという仕事もあります。
代表的なのはWEB関係の仕事でしょう。
WEB関係といっても様々で、WEBデザイン、 HP制作、アフリエイター、WEBショップ、ライターなど多岐に渡ります。
特にWEB関係の仕事をしてこなかったから、そんなスキルないよ・・・
という方も大丈夫です。僕もほとんどWEB関係の知識はありませんが、簡単に始められるものもあります。
その一つがブログです。
ブログにgoogleアドセンスやアフリエイトなどの広告を貼ることで、広告収入を得ることができます。
また、WEBショップも無料で簡単に始められます。
僕もBASEを使って木工品の販売を始めました。
最近はWEB場で仕事を発注・受注できるクラウドソーシングという手法も発達してきていて、ある程度スキルを持っている人なら誰でも在宅で稼ぐことができます。
まずは、クラウドソーシングの中でも登録人数が多いランサーズに登録しておきましょう。
移住する前から副業として始め、収入源を作っておくと安心です。
クラウドソーシングで始められる主な仕事
●WEBシステム開発 ●スマホアプリ開発 ●ウェブサイト制作 ●バーナー・ボタン・アイコン制作
●キャラクター制作 ●ライティング ●ビジネス資料作成 ●翻訳 ●軽作業代行
など
どれも、それだけで暮らせるほど稼ぐのは難しいですが、掛け持ちも可能ですし、移住前から始められることなので、「ある程度稼げるな。」と自信を持ってから移住するのも良いと思います。
地方で仕事をする方法5.仕事を掛け合わせる
今まで紹介してきた仕事スタイルを掛け合わせる方法です。
僕はこのスタイルをとっています。
僕の仕事スタイル
- 復興支援員として岩泉町に移住(年200万程度の給料を支給される)
- ブログの運営(アドセンス・アフリエイトでの副収入)
- オンラインショップの運営
- イベント・体験事業の開催
- 木材販売
このように収入源をいくつか持っています。
正直、復興支援員(ほとんど地域おこし協力隊と同じような内容)のようなとしての給料に頼っているところがありますが、徐々に稼ぎ頭を増やしていっている状況です。
僕のように、ある程度生活できる収入源を確保しながら、どんどん自分のできることを広げていく、選択肢を多くするというスタイルは今後のトレンドになっていくかもしれません。
いかがでしたか。移住の決断は簡単なことではありませんが、できることから始めて移住の準備をしていきましょう。
移住前にできること
●地域おこし協力隊の情報を集めよう
●転職サイトに登録しよう
●クラウドソーシングで副収入
→日本最大級のお仕事マッチングサイト!Webで完結、在宅で稼ぐ!無料登録(30秒)
●オンラインショップで副収入