本日も“FOREST PEOPLE”をお読みくださりありがとうございます。@shoheiomiです。
長野県の上高地まで行ってきました。上高地は日本有数の山岳リゾート地で老若男女様々な人が楽しめるので人気の高いスポットです。
手軽に寄れる所から1日がかりの所まで様々な名所があるので、自分の興味やペースに合わせて選んでみましょう。
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上高地へのアクセス
最初に覚えておいておいて欲しいのは、上高地は車ではいけないということ。正確に言えば、近くまでは車で行けるのですが、そこからバス、もしくはタクシーに乗り換えなくてはならないのです。
長野方面は沢渡駐車場、岐阜方面は平湯駐車場が乗り換え地点です。
- 駐車場
・約2,000台(沢渡)、約850台(平湯)
・普通車600円/日、バイク300円/日
私は沢渡方面から行きましたが、バス運賃は片道1,250円、往復運賃2,050円でした。
詳しくは、アルピコグループの時刻表ポータルサイトへ
上高地での服装
上高地の朝はとても早く、普段でも朝5:40分から、ゴールデンウィークや夏休み時期は5:10分からバスが運行しています。以降、30分間隔で運行しているので、あまり待つことなく上高地に向かうことができます。バスは大型の観光バスで、30人近くは座れると思いますが、それでも時間帯によっては乗り切れないこともあるので注意が必要です。
朝早いこともあり、温度計を見ると15℃。真夏だと思って半袖・短パンでいくとかなり寒いので注意しましょう。
今回は山の日でイベントもあるということで、朝5:40分のバスに乗ろうと考えていましたが、乗りきれず、一本遅いバスになってしまいました。
バスの乗車時間はおよそ20分程度でしょうか。大正池で降車します。
上高地のみどころ
ここからは、上高地のみどころ、撮影ポイントをご紹介いたします。
大正池
大正池は1915(大正4)年の焼岳の大噴火により、大量の泥流により梓川がせき止められてできたと言います。水没した木が枯れ木となりとても神秘的な雰囲気をもたらしています。
素晴らしい美しさです。池の高い透明度を誇り、鏡面のように山岳を映し出します。
ここから次のスポットの田代池まで20分程度歩いていきます。
枯れ木の存在感が上高地の特徴でしょう。かつては2,000本近くあったと言われています。
カモも人慣れしているのか寄ってきました。こんな素晴らしい風景を毎日眺めているカモ。なんて贅沢な暮らしでしょうか。
田代池
カモとの別れを惜しみながら歩き進めます。しばらく歩くとまた開けた場所に出てきました。
朝日が山の斜面を照らし、青く光り輝いて見えます。3,000メートル級の山々の迫力は写真では伝わりきれません。
池というよりは示諭源のような田代池。田代とは水田のことで、水田のような湿原という意味があるようです。
ウェストン碑
田代池から次なるスポットである河童橋を目指して歩いていきます。
澄んだ青みがかった水の色。本当に綺麗な川ってこんな風に見えるんですね。
ここもすでに標高1500メートル以上の場所なのですが、それでもあんなに山が高く見えるとは・・・3000メートルクラスともなるともう雰囲気が違います。
岩に組み込まれたウエストン碑。
英人牧師ウォルター・ウエストンは、明治21年(1888年)から同28年(95年)まで日本滞在中に槍ヶ岳や穂高の山々を数多く歩き、我が国に近代的な登山意識をもたらし、日本山岳会結成のきっかけを作りました。
また、その間の紀行文「日本アルプスの登山と探検(明治29年)により、中部山岳を世界に紹介するなど、その業績は高く評価されています。
ここにあるレリーフは、日本山岳会が昭和12年にウエスタンの喜寿(77才)を祝って作ったもので、昭和40年にかけてなおされています。
河童橋
ようやく河童橋に到着です。この付近までバスで直接来る人もいるので、最も人が多い地点です。お土産や昼食はここで済ませてしまうのがいいでしょう。
お腹がすいてきました。せっかくなので長野らしい「おやき」をいただきます。
明神池
昼食を食べ終えたら、明神池の方へ歩いていきます。
ここは天国なのかと思うほどに美しく、枯れ木が水の中に立っている姿はとても幻想的ですね。他ではなかなか見られません。
そのまま歩いていくと猿の集団に遭遇しました。ニホンザルというとテレビの報道などで、危険な印象を持っていましたが、ここの猿たちは大人しく、騒ぎ立てたりしません。きちんと人間がマナーを守り、餌を与えないので、猿たちも人間に関心がないのかもしれません。
可愛い小猿。こんなに愛らしいとは。思わず触れたくなりますがそこは我慢。むやみに野生の動物に触れてはなりません。
やがて親猿とともに、森の中にかけていきました。
しばらく歩くと、ようやく明神池に到着です。河童橋からは徒歩1時間近くでしょうか。明神池は大人拝観料300円が別途必要です。
明神池は一之池と二之池、大小2つからなる池で、池畔には穂高神社奥宮が鎮座する神域です。
明神池は梓川の古い流路が、明神岳からの崩落砂礫によってせき止められてできた池です。明神岳から常に伏流水が湧き出ているため、冬でも全面凍結しない透明感あふれる水面が空を映し静寂に広がります。引用:上高地
ああ、こんなに素晴らしい自然があるなんて。なぜか仙人になった気分です。
明神池から流れ出す川のせせらぎに癒されます。ここまで3時間越えの長旅ですから、しばらく一休みするのもいいかもしれません。明神池を出ると茶屋もあるので、この後の工程に向けてしっかり腹ごしらえしておきましょう。
徳沢
いよいよ奥の方まで来ましたね。ここから向かう徳沢は、テントサイトがあり、本科k的な登山の前の休憩スポットとなっています。ここまでくると観光客も少なく、すれ違う人はほどんど重装備です。とは言え、徳沢までは、今までの道のりとほとんど変わらないので、山登りの装備は特に必要ありません。
木漏れ日の中を抜けていきます。
途中途中で見える険しい山々が高揚感を高めていきます。
明神池から40分ほどで徳沢へ到着。登山シーズンということもありすでに多くのテントが立っていました。ここで一日休んで明日から本格的な登山をするのでしょう。
テントサイト近くにレストランも併設されています。さっきお昼食べたばかりなのが悔しいほど美味しそうな匂いが漂って来ます。
横尾
ここにいても仕方ないので、もう少し進んでみます。次はいよいよ登山の入り口付近に迫る横尾。ここまでくると、いわゆる観光客はほとんどいません。僕も行こうか迷いましたが、徳沢から歩いて15分程度とのことで、足を伸ばしてみることにしました。
深呼吸しながら歩いていきます。新鮮な空気を身体中に取り入れましょう。
ついに来ました!!実質、重装備していない観光客が立ち寄れる最後の地点と言っていいでしょう。
ここに来たからと言って何あるわけではありませんが、大自然の素晴らしい絶景とここまで歩いて来た達成感が心を満たします。大満足です!!
ここからは通って来た道となるべく逆を通り、戻っていきましょう。
出典:上高地
大正池からのスタートでしたが、そこまで戻るのは、なかなか根気がいります。ここは一番大きなバスターミナルがある河童橋を目指します。
ようやく河童橋までたどり着きました。帰りは立ち止まる回数が少ないのでいきよりもかなり短い時間での到着です。とはいえ、横尾からは2時間はかかってしまいます。
普通ここまで歩くと疲れた〜というのが一番に来ますが、絶景すぎるので、もっともっと続いて欲しい。もうゴールについちゃうの?というようななんとも寂しい気分になってくるのが不思議です。
さて、お別れの時間です。上高地、なんと素晴らしいところだろう。できれば紅葉の季節にも行ってみたいですね。また来ます。さようなら。
上高地のホテル・旅館
ゆっくりと大自然の中で過ごしたいなら、宿泊も検討して見ましょう。
アルプスの湧き水が引き立ててくれる高級フレンチ料理や家族貸切風呂など、ここでしか味わえない特別な時間を味わうことができます。
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山を、歩く。
山を歩くと、何も考えずに無心になれます。この現代世界で何も考えない瞬間はとても貴重なこと。険しい山登りよりも、景色を楽しみながら歩くことに専念できるような山が好きです。普段の制作活動のリフレッシュを目的に行う年数回の「山歩き」を記録していきます。