こんにちは。@shoheiomiです。
先々週、先週と黒炭の製造見学に行ってきました。
岩泉ではFSC認証を取得した炭を製造しています。炭でFSCを取得しているのは、全国でもほとんど例のないことです。昔から岩手県は黒炭の製造で有名でしたが、一般家庭での燃料としての役割は少なくなり、今では高級料亭や焼き鳥屋さんなどの炭火用や、消臭に使用されたりしています。
炭窯ってこんなにでかいのか
炭窯を見たことがなかったので、まずその大きさに驚きました。写真じゃよくわからないですね・・・
なんと、一つの窯に10㎥は入るということです。木材を扱う方々は慣れているのでわかると思いますが、一般の方には10㎥と言われても想像つかないかもしれませんね。
このトラック(TW)に積むことができるのがおよそ6㎥だということです。ですからこのトラック2台分近くは入ってしまうんですね。
ここに見える材料は全部一つの窯に入ります。すごい!!!
FSC認証原木はきちんと表示して管理されています。
黒炭製造の流れ
伐りだしてきた原木を、窯の中に並べていくのですが、その前に大きな原木はこのようにして割っていきます。
窯の中はこんな感じ。
[voice icon=”http://tokaimon.net/blog/wp-content/uploads/2017/07/IMG_9301-150×150.jpg” name=”オオミ” type=”l”]スターウォーズに出てくる家みたい![/voice]
この中いっぱいに原木を並べるのに2日かかるそうです。
その後、火入れして1週間程度焼き、消化した後10日程度待ちます。消化した後10日程度たたないと熱くて中に入れないそうです・・・すごい熱を持っているんですね~。
窯の周りはやっぱり燻されています。木が真っ黒。
取り出した後、30㎝にカットしていきます。切炭といって6㎝にカットするものもあるようです。
切ったものを箱詰めしていきます。
特にきれいにできたものは品評会に出品するものもあるとか。
炭のことはほとんどわかりませんが、模様がきれいにでていて形がきれいなことはわかりますよね。
きちんと梱包して出荷の準備ができました。
個人的には窯が僕と同じくらいの年齢だということが分かって、非常に親近感を覚えました。昔から品質の高さで有名な岩手県の黒炭ですが、その中でも珍しいFSC認証の黒炭。どんどん有名にしていきたいなと思いました。