ウリハダカエデの樹液を煮詰めて自家製メープルシロップを作ってみた。

 

こんにちは。@shoheiomiです。

この記事では前回採取したウリハダカエデの樹液を煮詰めて自家製メープルシロップを作ってみたので、その方法をご紹介いたします。

▼前回の記事

全部で6リットル超!ウリハダカエデの樹液を回収してきました。

 

メープルシロップの作り方

メープルシロップを自家製?そんなことできるの?と驚かれる方もいると思いますが、カエデの樹液さえあれば案外簡単に作ることができます。作業は「煮詰める」だけ。

添加物など一切加えないので、樹液の味を左右するのは木の種類!樹液は多くの木から採取できますが、メープルシロップ作りに適しているのはカエデの木です。

カエデの木は日本には29種類もあると言われており、そのどれからも樹液は採取できます。ただ種類によって若干味は変わるようで、今回採取したウリハダカエデはカエデの中でもかなり甘い樹液が出るという「噂」です。「噂」と表現したのは、全ての種類を実験して比較した文献などは特になく、あくまで樹液を採取してきた人の感想でしかないからです。

 

そんな甘いと噂のウリハダカエデ10本から15リットルの樹液を採取したので、樹液の約40分の1になるまで煮詰めていきます

この鍋は3リットルほどしか入れられないので、沸騰させて蒸気が飛んで容量が少なくなったら樹液を継ぎ足していきす。煮詰めている間は樹液の甘い香りが部屋中に漂っていていい気分です。

樹液をメープルシロップまで煮詰める時は、丸一日はかかることを覚悟してください。僕は朝8時から始めて夜中12時にも終わらなかったので、翌日にもう一度4時間ほど煮詰めました。

継ぎ足しは煮詰め、継ぎ足しは煮詰めを繰り返すこと・・・何回でしょうか忘れてしまいましたが、10回くらいは行なったと思います。ようやく40分の一程度まで煮詰まってきました。

色がかなり濃くなったと思います。液体もどろっとした感じになり、メープルシロップらしくなりました。

とりあえず容器に移し替えるために冷まします。

ある程度冷ましたらアクやなんかが浮いているので、濾してみます。

最初はコーヒーフィルターでと思いましたが、どろっとしてフィルターの上に溜まってしまうので、テーポットで濾すことにしました。

 

いい感じに濾せていそうです。アクも見当たりません。

このポットのまま保存するわけにはいかないので、ここから保存容器に移し替えます。

保存容器はよくハチミツの保存に使われている容器。

 

そして完成!!自家製のメープルシロップができました。15リットルから約300ml程度しかできませんでした。本当に貴重なんですね。国産のメープルシロップがなかなか売り出されない理由がわかった気がします。

 

試しに食パンにかけて食べてみました。(写真では見えにくくてすみません。)

うまい。甘い。ちゃんとメープルシロップになっていました。

樹液を煮詰めるだけでこんなに甘いものができるとは。

まさに大自然の恵です。

 

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