こんにちは。@shoheiomiです。
今日の森の研究室は「シラカバの樹皮剥ぎ」です。
来月のいわいずみのみずいわいで行うワークショップ「シラカバのしおりづくり」のための材料集めに行って来ました。
ワークショップでつくるしおりを紹介
みずいわいのワークショップでつくるシラカバのしおりはこんな感じ。
なかなかオシャレでしょ?
このしおりは、シラカバの樹皮を編み込んだものなのですが、もともとシラカバの樹皮を使ったシラカバ細工はフィンランドやロシアの伝統的な手仕事として知られています。
Googleで検索するそこそこシラカバで編まれたカゴやアクセサリーが販売されているのを見かけるのですが、どれも北欧からの輸入品です。
北欧好きの日本人には、北欧から輸入して来ました!と言う方がウケるかもしれませんが、今回のワークショップで使うシラカバの樹皮は岩泉町産。国産のシラカバ細工自体が珍しいのに、岩泉産はレア中のレアでしょう。
シラカバの樹皮を剥いでみる
それでは早速シラカバの樹皮を剥ぎに行きましょう!
場所は自由に使っていいと言われている森。
持ち物は樹皮に切れ目を入れる小刀のみ。
今回はこの木を剥いでみます。シラカバであればどの木でもいいと良いというわけではなく、なるべくまっすぐで節が多くないものを選びましょう。曲がっていたり節が多すぎるとしおりにする際にうまく編み込めなくなります。
いよいよ入刀。
なるべくまっすぐに刃を下ろしていきます。刃の深さは浅すぎるとなかなか綺麗に剥がせず、深すぎると幹を傷つけてしまうので、加減が難しいです。
まあ最初からうまくいきません。少しづつ力を入れて、何度もなぞりながら刃を入れていきました。
うまくいくと幹から樹皮がペロンと剥がれていきます。
このような状態になればあとは手で樹皮を引っ張っていくだけで綺麗に剥がすことができます。
ペローンと剥げるとめっちゃ気持ちいいです!!なんか病みつきになりそう。
うまく全部はがせました!!
木の種類によって違いますが、結構しっかりしていて、弾力がある感じです。
色々違う木も試してみたいですが、樹皮が堅すぎる木は割れてしまうのでしおりはつくれないでしょうね。
裏面はこんな感じ。表面と違って薄い茶色がいい色です。
若干ベトベトしています。この粘着力があるから幹に張り付いていられるのでしょうね。
実は、樹皮はこの時期(梅雨明け〜夏)しか剥ぐことができません。他の時期に比べ幹と樹皮の間に水分が多いために、若干樹皮が浮いているんだとか!
結局この日は計4枚剥ぐことができました。どれも少しづつ表情が違うのが自然素材のいいところです。
ここからしおりにするために、歪んでいる樹皮をなるべくまっすぐに伸ばす必要があります。
一枚一枚伸ばしながら重ねていき、重石を乗せてしばらく放置。
ワークショップ直前にひも状に細かく切っていきます。
ひも状にカットする様子も随時更新していきますので、しばらくお待ちください。
既製品に飽きた北欧好きの方必見。「北欧生まれのしおり」の作り方を特別に教えちゃうぞ。