突然ですが、みなさんは北欧が好きですか?
最近北欧雑貨とか、北欧スタイルの家具、インテリアが流行っていますよね!
そんな北欧スタイルの特徴は、ミニマルな暮らしに相性がいいってこと。
僕は4畳半の極小住宅に住んでいるので、必然的にミニマルな暮らしを強いられるのですが、北欧のシンプルなデザインは狭い部屋の中でも五月蝿くならないので結構愛用しています。
でも、一つ不満な点は、シンプルなデザインゆえに、個性がない。みんなと同じになってしまうってところなんですよね。でも既製品として作られているものを買う以上仕方のないことです。
みんなが持ってないものを手にいれるには自分で作るしかない!
ってことで、今回はフィンランドの伝統工芸である白樺細工をアレンジして白樺のしおりを「作って」みようと思います。
最大の難関は白樺の樹皮をどこで手に入れるか
まず用意しなければならないのが、白樺の樹皮。
そんなものどこに売っているんだよ!と言われそうですが、楽天市場などで販売されています。
でもこれがなかなか高いんですよね。
一枚50cm×50cmで5,000円程度。
なかなか気軽に買える価格ではないですし、僕の住んでいる岩泉町には白樺が結構生息しているので、自分で白樺の樹皮を採取してくることにしました。
こんな感じで白樺の幹に小刀で切り目を入れると樹皮がペロンと剥がれてきます。
詳しいことは前回の記事にまとめてあるので、自分で採りたい!と言う方は参考にしてみてください。
【ワークショップ】シラカバでしおりを作る!材料集めるために樹皮を剥いできたよ。
と言うことで材料は一見略着。
白樺のしおりの作り方
用意するものは、
・白樺の樹皮を幅1cmにカットしたもの×2本
・オリーブオイル
・オリーブオイルを塗るウエス
・ハサミ
これだけ。
テーブルが汚れるので新聞紙とかゴミ袋があるとなお良いです。
白樺のしおり作成手順
最初に外皮を綺麗に剥がしていきます。外皮は白くて薄くペラペラした部分です。
こんな感じで端から綺麗に剥くことができます。白い外皮を剥いてもまた白い中皮が出て来ます。不思議ですね〜。
ほらほら!ペローンと剥けたよ〜。綺麗に剥けると気持ちいい!
そんな要領で2本とも綺麗に外皮を剥がしていきましょう。コツはちょっとずつ剥いていくこと!勢いよくやると裂けてしまうこともあります。下の画像くらいになってれば大丈夫。
次は白樺の樹皮を油で柔らかくしていきます。この作業を怠ると割れやすくなってうまく編めなくなってしまいます。大事な作業です。
ウエスにオリーブオイルを染み込ませて塗り込んでいきましょう!そんなに難しいことではありません。なんとなくしっとりしたなと思ったらそれでOK!
次はいよいよ編み込んでいく作業です。
ここまで偉そうに教えておいてなんですが、僕編み物得意じゃないので資料がないと編めないんです。
どこかに編み方転がってないか・・・インターネットで調べまくります。
そして、なんとか苦心して集めた情報がこれだ!!
「これだ!!」
「これだ!」
「これだ。」
「これだけ??」
なんとも心もとない情報です。
まあ、でもなんとかなるでしょ。
ほう。まずはこんな感じで片方を真ん中で折って、もう片方の中央部分にかければいいのだな。
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なんとかなると高を括った結果、失敗しました。
一見できてるじゃんと思うかもしれませんが、
こいつシャクレてません?
本来作りたいものがこれ。
ほら。凛としてるでしょ。
このイケメンくんも僕が以前作ったものなのですが、半年も前なので、すっかり作り方を忘れてしまいました。
なんでだろうと考えてみると、出だしの時点でミスをしていました。
折り返しが反対でした。
いや、間違ってはいないんです。ひっくり返せば図の通りなので、編み物が得意な人にとってはなんでもないことなのですが、僕みたいな初心者はきちんと図の通りにやらないと、なんだかわからなくなってしまいます。
ということで、今度はきっちり一つ一つ画像で丁寧に解説していきます。
まず紐を半分に折っていきます。折り目をつける前にどこを折れば半分になるのか確認しましょう。
こんな感じでナナメに折ります。
もう一本の紐の中心部分に折った紐をかけます。
今度はきっちり図面通りです。
矢印の方向へ折ります。
紐の下をくぐらせたり、上に交差させたりしていますので、画像をよく見ながら進めていきましょう。
感の良い方はお気づきかもしれませんが、ずっと同じパターンで折っていくので、パターンさえ覚えればいいのです。次の写真をよく覚えてください。次の写真を起点に同じ形になるまで折ってみましょう。
気づきました?⑤までいけばあとはまた①〜作業を繰り返せばいいのです。
ここまできたら編み込みは終了。見やすいように上下反対にします。
上の部分は少し長いのでハサミで切ります。
このままだと解けてしまいそうなので、切り込みを入れて編み込みんでいきます。
こんな感じになってればOK!
この要領で全部に切り込みを入れます。
切り込みを入れた部分を編み込んでいきます。と言っても解けないように適当に絡ませればOKです。
これで完成!!やった〜!!
最後に
いかがでしたでしょうか。既製品じゃ物足りない北欧好きの人も、作りたくなってきたのでは?
自分で作ればこんなに愛情を持てるんですよ〜。
あなたも「自分だけのしおり」作ってみませんか。