【レトロ建物散歩vol.2】旧古河庭園。バラが美しい西洋館。

新しくてピカッピカの建物も気持ちいいけれど、やっぱり趣のある古い建物が好き。

どんな人が住んでいたのだろう。いつ建てられたのだろう。古い建物だからこそ歴史がある。そんな建物の歴史を思い浮かべるのが好きなんです。

“FOREST PEOPLE”筆者 逢見祥平(@shoheiomi)がレトロな建物を気ままに巡る「レトロ建物散歩」が新連載でスタート。縁側のある日本家屋からお城のような西洋建築の建物まで、レトロを感じる建物を巡ります。

 



 

「レトロ建物散歩」第2回目は、東京都北区にある旧古河庭園。

所在地〒114-0024 東京都北区西ケ原1丁目27−39
営業日>>詳しくはHPでご確認ください
営業時間9時〜17時
入館料大人150円、小学生は無料

 

オオミ

まずは旧古河庭園の歴史から

旧古河庭園は古河財閥の三代目当主の古河虎之助の邸宅として西洋館と洋式庭園は1917年に、日本庭園は1919年に現在の形に整備されたものです。西洋館と洋式庭園はイギリスの建築家で他に旧岩崎邸洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを手がけたジョサイア・コンドルにより設計管理され、日本庭園は近代日本庭園の先駆者・京都の庭匠「植治」こと七代目小川治兵衛により作庭されたものです。

1923年に起こった関東大震災の際は、ほとんど被害を受けなかったため、家屋倒壊などの被害を受けた避難者が大勢押し寄せたために、邸内を開放し、500名以上の避難民を収容したと言われています。

戦後は30年近く放置され、「お化け屋敷」と呼ばれるような荒れ果てた状態になったこともありましたが、東京都名勝に指定されたのち、平成元年までに7年をかけて修復工事が行われ、現在の状態に復元されました。

 

オオミ

それでは旧古河庭園へ!!

JR上中里駅から駒込方面に歩くこと5分。木々の緑に囲まれた静かな庭園が見えてきます。入り口を入るとすぐに見えてくる西洋館は大正時代に数々の名建築を残したジョサイア・コンドルが設計したもの。まるでイギリスの貴族が住んでいるかのような外観が美しい…

とても特徴的なゴツゴツとした岩肌の外壁は、神奈川県の真鶴町の本小松石が使われているのだとか。

本小松石は箱根山が40万年前に噴火した際に流れ出た溶岩が急速に固まってできたもので、耐久性、対価性に優れているので、鎌倉時代の頃から寺や城の建築に使用されるようになったと言われています。

黒い石壁に白い窓枠が映えますね。

それから建物中心にある小窓がかわいい!元気な子供達が顔を出して庭にいる子達と会話している…という映画のワンシーンにありそうなシーンを思い浮かべました。

内観も見学できますが、別料金がかかります。また残念ながら撮影することもできません。なので、建物の裏側にまわり庭園を散策してみることにしました。夏の暑い日でしたが、大きな木々の緑のトンネルのおかげで、周りと比べると幾分涼しい気がします。

緑のトンネルを抜けると見えてくるのが、美しい日本庭園。京都の造園家・七代目小川治兵衛の作です。

中心に位置する池にはコイの姿も。パクパクと口を開けて近づいてくる様子がなんだか可愛いですね!

それから池を渡る橋は、一枚の大きな岩で作られたもの。3メートル近くあるのでかなり存在感がありました。

庭園の多くまで歩いて行くと、茶道教室専用のエリアもありました。こんな静かな庭園でゆっくりとお茶を飲む…なんと贅沢な時間でしょう。一度でいいから経験してみたいものです。

日本庭園を建物の方に向かって歩いて行くと、階段があり、階段を登るとバラの美しい洋式庭園が広がります。訪れた時期はバラはほとんど終わっていましたが、春バラ/5月中旬~6月、秋バラ/10月中旬~11月の季節は「バラフェスティバル」というイベントが開催され、約100種のバラを楽しむことができます。春の時期には庭園と洋館のライトアップも行われるので、デートで訪れてみるのもいいかもしれません。

 

オオミ

雑誌の撮影かもしれないけど、新郎新婦さんの写真撮影が行われていました。あとで調べてみると結婚式で貸切することもできるとのこと!こんな美しい場所で結婚式あげられたら思い出に残るだろうなあ。

 

2018-09-11-TUE