『FUJIFILM X100F』と共に、岩泉町の中心街「うれいら商店街」を歩く。

 

こんにちは。@shoheiomiです。

先日購入した「FUJIFILM X100F』を連れ出して、僕の住む岩手県岩泉町の中心街を歩いてみました。

今回はいつもとは少し文体を変えてお送りいたします。

 

X100Fを連れて

スタートは夕暮れ時。

なんの変哲も無い街灯を空をバックに写してみた。

写真に写しても、やっぱりなんの変哲も無い街灯だけれど、どこかスマホで写した写真と雰囲気が違う。

いつも通勤で通る清水川のほとりも、少し温泉街のような雰囲気が漂う。

実際には温泉どころか銭湯すらないのだけれど、湯上りに浴衣で散歩する光景を容易に想像できるのが不思議だ。

台風災害の後、川底に砂利や大きな石がたまり、それらに流れる水があたると、心地よいせせらぎになる。

台風災害前はここから川沿いに降りることができた。流木が流れてきた衝撃で、フェンスが折れ曲がってしまっていて、川底に降りていけないのが残念。

X100Fで写した写真を後からみて驚いたのは、暗がりでも発色よく写っていることだ。この写真だとあまり感じないが、実際はもっと暗くなっていたと思う。それでもフラッシュを使わずにここまで鮮明に写ってくれるのは嬉しい。

橋を渡って町の中心街「うれいら商店街」に向かう。

ちょっとピンボケしてしまったが、暗闇に浮ぶ『灯り』が印象的に撮れたのではないかと思う。スマホで写すと、言葉にするのはすごく難しいけれど、どこか『人情味のない灯り』になってしまう。

でもX100Fだと人が写っていなくても、なんとなく人の匂いがする。ただの思い過ごしかもしれないが、そう感じさせてくれるカメラであることは間違いない。

普段歩き慣れている通りも、X100Fを片手に持ちながら歩いてみると、少し景色が違って見える。こんなに雰囲気がある町であることに改めて気づかされた。

あまり人が多いところは好きじゃないけど、人を感じる灯りの温かさは好きだ。うれいら商店街は雰囲気を大切にしているのか、やわらかい灯りが多いので落ち着く。

車のライトも印象的。X100Fで写すと、やっぱりどこかフィルムカメラっぽい柔らかい印象になるのが気に入っている。

再び元の場所に戻ってきた。もう真っ暗だ。街灯の明かりが水面にやわらかく反射されている様子がうまく写っていているのがお気に入りポイント。

最後にマンホールを写してみた。岩泉にしかないマンホールで、岩泉のマスコットキャラクター「龍ちゃん」が描かれている貴重なマンホールだ。

先ほどの写真を見ればお分りいただけると思うが、日が落ち、真っ暗な状態で、ここまで色を拾ってくれるのは、本当に驚いた。色もギラギラしていないで、どこか水彩画のように柔らかな印象がある。

X100Fと共に歩いて、ますます『うれいら商店街』が好きになった。