埼玉の日光東照宮!?熊谷市にある聖天山歓喜院がすごかった。

こんにちは。@shoheiomiです。

ゴールデンウィークに地元埼玉に帰省した際に、前々から「すごいよ!」と噂を聞いていた聖天山歓喜院に行ってみました。何がすごいって国宝なんですよ!埼玉の建築物では唯一の国宝に指定されているだけでなく、その姿は日光東照宮の陽明門のようだというのですから、好奇心がくすぐられます。

実家からは同じ埼玉とはいえ、実家からは車で1時間半ほどかかる場所にあります。距離にするとせいぜい40kmほどなのですが、渋滞が多い埼玉ではすんなりと進みません。普段過ごす岩泉との違いを感じる瞬間です。

 

聖天山歓喜院

駐車場に止め、歩いていくとすぐに立派な門が見えました。変な人間だと思われるかもしれませんが、門が立派だとテンションが上がってきます。

彫り物も細かくて素晴らしいものです。これほどのものを建てるのには一体どのくらいの人が関わったのでしょうか。

門をくぐると広々とした空間が広がります。想像していたよりも大きなお寺のようです。

昔の絵を模した看板が立っていました。おお、こんなに立派で由緒ある場所だったとは・・・今まで来なかったことを後悔し始めました。

大きな鐘のある門をくぐると、本殿のある敷地にたどり着きました。

この裏側が、埼玉の日光、埼玉の陽明門と言われる建物が建っているよう。ここからは別料金です。

700円支払い、敷地内に入ります。いよいよです。

装飾の施された中殿・奥殿

敷地内に入るとすぐに立派な装飾が施された中殿・奥殿を見ることができます。

細かいところまで全て色が塗ってあります。正直色が付いている建物よりも、色がはげてきて古びた感じの建物の方が好きなのですが、ここまで圧倒的だと意見が変わってきそうですね。中央は唐子(中国の子供)が凧揚げをしている様子です。このほかにも様々な遊びをしている唐子が描かれていました。

日光は「見ざる言わざる聞かざる」の三体の猿が有名ですが、この聖天さまには、全部で12体(小猿合わせて13体もいます)それぞれ何を意味しているのかはよくわかりませんが、全て表情や仕草が異なっています。

アップばかりでわかりにくいので、少し引いたところから写真を撮って見ました。

こうやって見るとちょっと凄すぎますね。よくもここまで立派なものを建てられたものです。色を塗り直す修復が2003年から2010年まで7年もかかったそうなので、建築した時には一体どのくらいかかったのでしょうか。

柱や壁ひとつひとつの彫刻が細かいですね。これほどのものは他でも見たことないです。

聖天山歓喜院の歴史

寺伝では治承3年(1179年)に、長井庄(熊谷市妻沼)を本拠とした武将齋藤別当実盛が、守り本尊の大聖歓喜天(聖天)を祀る聖天宮を建立し、長井庄の総鎮守としたのが始まりとされている。その後、建久8年(1197年)、良応僧都(斎藤別当実盛の次男である実長)が聖天宮の別当寺院(本坊)として歓喜院長楽寺を建立し、十一面観音を本尊としたという。

中世には忍(おし)城主の庇護を受け、近世初頭には徳川家康によって再興されたが、寛文10年(1670年)の妻沼の大火で焼失した。現存する聖天堂(本殿)は、享保から宝暦年間(18世紀半ば)にかけて再建されたものである。平成15年(2003年)から平成23年(2011年)まで本殿の修復工事が行われ、平成22年1(2010年)1月18日に本体工事の竣功式を、平成23年(2011年)6月1日に竣功奉告法会を執行し、同日から一般公開が始まっている。平成24年(2012年)7月9日に聖天堂(本殿)は国宝に指定された。

引用:wikipedia

つい最近、国宝に指定されたばかりとあって多くの観光客・参拝者で賑わっていました。歴史建造物が好きならオススメのスポットです。

アクセス

所在地 〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1627