前回の「素人が学ぶ林業~測量編~」のつづきです。
今回は毎木調査。森林内にいくつか区画を設け、区画内の木の胸高直径と高さを測定するものです。胸高直径とは、文字通り人の胸の高さあたりの木の直径のことです。
毎木調査の流れを確認
今回は50mの巻尺をつかって山を登り、巻尺の半径1メートルに入る木を調査対象としました。
まず、輪尺で胸高直径を測ります。輪尺をくるくるまわして、一番直径が小さいところを測ります。この場合は直径16センチということになりますね。「16センチ!!!」とさけぶと、記録係が記録してくれます。
次に、木の高さを測ります。
使用するのは超音波樹高測定器。
出典:http://www.elixirtechnologies.in/Vertex_IV.html
木のそばで黄色いトランスポンダーをもって立ちます。それをカメラみたいな測定器を持った人が樹高を見渡せる位置からのぞきます。
こんなイメージです。まず黄色い反射板に焦点を合わせて、ONボタンをポチッ。次に木の頂点に焦点に焦点を合わせてONボタンをポチッ。
これで木の高さが出てきます。
この木は18.9メートルですね。最初慣れないと、違う木の頂点を見てたりしちゃうんですよね〜。
いやー、おもしろい。これ持って岩泉一高い木見つけたいな。巨木大好きなんだよなあ。
ということで、素人が学ぶ林業の連続講座は一旦お休み。また勉強していきましょうね。
ではでは。
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