バウルーのある暮らし。アウトドアや朝食に熱々のホットサンドを。

本日も“FOREST PEOPLE”をお読みくださりありがとうございます。@shoheiomiです。

埼玉で暮らしていた頃では考えられないことですが、お昼時になると“あるところ”にお食事に出かけます。“あるところ”と行っても一箇所ではないのですが、例えば、近所の川岸だったり、キャンプ場だったり…自然を感じながらご飯をいただくというのは、少し特別な感覚がありまして、不思議といつもよりご飯が美味しく感じるものです。

燻製料理やBBQ、時にはお弁当と様々なアウトドアご飯を楽しんでいるのですが、アウトドアで調理するというのはなかなか大変。調理道具の準備や食材の買い出しと、それなりに準備段階から時間がかかります。

最初の頃は「よし、美味しい料理をつくるぞ!」と意気込んで時間をかけて調理していたのですが、最近はそこまで張り切らずに、もっと手軽にアウトドアご飯を楽しみたいという思いが強くなりました。

そんなわけで今回は、気軽にサクッと美味しいご飯がアウトドアで楽しめる…そんな贅沢を実現するアイテムをご紹介いたします。

バウルーのホットサンドメーカー

今回ご紹介するのは、ホットサンドメーカーとして有名な「バウルー」のダブルタイプのもの。「バウルー」とはなんとも聞きなれない響きの言葉ですが、そのルーツはなんとブラジルのサンパウロ州バウルー村(現バウルー市)にあると言われています。その起源は定かではありませんが、1970年代には、ブラジル国内で、すでに市民権を得た食べ物だったようです。

そのユニークさに注目し、日本でも作ってみようと製作を始めたのが後にバウルー株式会社を立ち上げる渡辺万三男さん。実際の金属加工は金物で有名な街、新潟県燕市の田巻金属株式会社という洋食器やミシンの部品などを製造していた金属会社が担当。日本向けに大きさや使いやすさを調整し発売されたのが今から40年以上も前の1970年代のこと。

それから40年以上もの間、多くの人に親しまれ、今ではホットサンドメーカーの代名詞として知られるようになりました。

長年愛された製品だからこそのシンプルで洗礼されたデザインが美しい。時代に合わせ少しづつ形を変え、現在のものは初代のものよりもスタイリッシュな印象なのだそう。種類はシングルとダブルの2種類。今回は、真ん中でセパレートされ、よりカリッとした食感を楽しめるダブルタイプのものを購入しました。

新潟燕市製の洗礼されたボディ

少し丸みのおびたボディは、熱伝導率が高く、持った時に軽いアルミダイキャスト製。右下の「Bawloo」の文字が渋くてかっこいいです。

持ち手の部分にはアヒルのロゴマークと「made in Japan」の文字。金物の街新潟県燕市で製造されたバウルーはとてもしっかりとした作りです。

90度に開くことができます。他のメーカーのものだと上下取り外し可能なものもあるのですが、バウルーはシングルもダブルも取り外し分離させることはできません。洗い物するときは確かに別れていた方がやりやすいかなと思いますが、分離できるものはサンドする時に少し蓋が動いてずれてしまったりするので、特にこだわりがなければ、気にするほどのことではないかなと思います。

シングルタイプも

今回購入したダブルタイプの他に、真ん中に仕切りのないシングルタイプのものもあります。シングルタイプは真ん中でプレスしないので、表面は均一に焼き目がつき、ダブルタイプのものよりもふっくら厚みのある焼き上がりになります。

 

シングルタイプは真ん中に仕切りがない分、より多くの具を入れたホットサンドを楽しみたい人にオススメです。逆にパリッと感を楽しみたい人や、真ん中で具材を分けたホットサンドを作りたい人にはダブルタイプがオススメ。

アウトドアに最適なホットサンド

お昼ご飯に一人BBQをする機会があったので、本格的に炭でホットサンドを焼いてみることにしました。バウルーのホットサンドメーカーは直火での使用が可能なのでアウトドアで使いやすいのもポイントです。

材料は食パンとローソンで購入したチーズ入りハンバーグのみ。お家ならともかくキャンプ・アウトドアにはあまり材料を持ち込みたくないので、最小限で済むコンビニの“総菜モノ”は最適な食材なのです。

食パンをセットしたらチーズ入りハンバーグをのせるだけ。中のハンバーグが熱々じゃないとやだ!という人は事前に湯煎しておいた方が良いかもしれませんが、サンドしてから焼くだけでもしっかり温かくなります。

上に食パンをのせたらサンドして炭火で焼いていきます。

火力により焼く時間は異なるので、特に「何分」ということはありませんが、時々蓋を開けて焼き上がり具合を確認してみることをオススメします。

いい具合に焦げ目がつき始めたら、ひっくり返し反対側も焼き上げましょう。

およそ5〜6分程度で焼き上がり!

切り分けてお皿に盛り付けていただきました。外はパリッと中はジュワッとジューシーに。うまい!

気軽にサクッと出来てホットサンドは気軽にサクッと出来て腹持ちも良いので、アウトドア・キャンプにオススメです。

 

忙しい朝に

それから、アウトドア以外でバウルーのホットサンドメーカーを是非使って欲しいのが、仕事や学校の支度で忙しい朝。食パンと中に挟む具材を用意すれば、あとはサンドして焼き上げるだけで、外はパリッと中はふんわりアツアツのホットサンドが出来上がり!

僕はコーンとハムの上にチーズとマヨネーズをのせて食パンでサンドしたホットサンドをよく朝食にいただくのですが、これが喫茶店でいただくような美味しさで、なんとも病みつきになります。

なかなかボリューミーでガツンときますが、目覚めたばかりでまだ寝ぼけている頭に「美味しいものを食べている」喜びがダイレクトに伝わってきて、今日一日の活力が生まれます。

コンビニの総菜や晩御飯の残りものをサンドしただけで美味しいという魔法みたいなホットサンドメーカーがあれば、あまり料理が得意ではない一人暮らしの男子でも自炊で美味しいものが食べられるという幸せ。

レシピに困ったときは、ホットサンドのレシピ本も販売されているので参考にしてみてください。